確率統計入門の自主ゼミの予習

確率・統計入門の自主ゼミに参加させてもらうことになったので、補充問題をいくつか。テキストは『プログラミングのための確率統計』(平岡和幸・堀玄 共著、オーム社)。

・2個のサイコロA,Bを投げる。「Aの目が1である」という事象と「AとBの目の和が[__]である」という事象とは独立である。

・0,1,2,3と書かれた4枚のカードから、まずAが1枚引き、それを戻さずにBが1枚引く。数の大きいほうを勝ちとする。
(1)Aは2を引いた。このとき、Aが勝つ確率は?
(2)Aが勝った。このとき、Aが2を引いていた確率は?

・タバコを吸う習慣があると、ある疾患にかかる確率が5倍になる。いま、タバコを吸う習慣があり、かつ、この疾患にかかっている人がいる。この人が「タバコを原因として」この疾患にかかった確率は?

・50年前の検診で、ある検査にひっかかった人のうち、本当に病気があった人の割合(的中率)は40%であった。現在、同じ検査の的中率は10%である。何があったと考えられるか。

・モンティ・ホール問題の改変として、次の状況を考える:「挑戦者が扉を選んだあと、(司会者ではなく)当たりの扉を知らない人がひとつ扉を開けたところ、外れだった」――この挑戦者は扉を変更したほうが得か?また、この問題とテキストの例題2.10(p57)とを比較考察せよ。