2019-08-25から1日間の記事一覧

和集合公理の流儀

『キューネン数学基礎論講義』における和集合公理の流儀につまづいたので、メモしておく。p14に示された和集合公理の論理式は \[\forall\mathcal{F}\exists A\forall Y\forall x[x\in Y\in\mathcal{F}\rightarrow x\in A]\]というものである(少し記法を変え…

有限加法族だがσ加法族でない例

集合\(X\)の部分集合族\(\mathscr{B}\)が「補集合をとる操作」と「有限個(ゼロ個でもよい)の合併をとる操作」について閉じているとき、\(\mathscr{B}\)は\(X\)上の有限加法族であるという。さらに\(\mathscr{B}\)が「可算個の合併をとる操作」についても閉…