●反対称律は分かりにくいですが、対偶をとって理解する方法もあります。
冒頭の「\(x\neq y\)ならば」は重要で、反対称律は\(x=y\)の場合に関しては何も制約を加えていないという点に注意が必要です。いっぽう、反射律は
●半順序関係の例として自然数上の整除関係「\(x\)は\(y\)を割り切る」が挙がりましたが、もうひとつ有名な例として「集合の包含関係(\(x\subseteq y\))」があります。これが反射律・反対称律・推移律を満たすことを確かめてみてください。
●通常の数の大小関係(\(x\leq y\))が反射律・反対称律・推移律を満たすことは分かりましたが、では\(x < y\)はどれを満たすでしょうか。